のぼりを普段の生活で目にすることはあまりない、と思う人は多いかもしれません。
しかし、よくよく考えてみると、街のあちらこちらで主張しているのです。
使用例はさまざま。例えば、喫茶店やレストランなどです。
お得なサービスやキャンペーンのお知らせの文字が
のぼりに踊っている光景を誰しも目にしているはずなのです。
自動車の販売店でも見かけます。家電量販店でも見かけます。
はたはたと風にはためくその動きは、人の目をひきつけるのに
うってつけの特異さを持っているのです。
そして昔ながらの、その良さが最大限に発揮されるのが寄席です。
ひとつの日本文化と言えるもので、会場入口やその付近に立ち並ぶ様子には
それだけで劇場にやってきたワクワク感が増幅されます。
もしもあのはためきがなければ、あの華やかさ、賑やかさは
おそらく大きく減退するはずです。
色とりどりに鮮やかに踊るのぼりには、噺家たちの名前が並びます。
噺家たちの名前が風にあおられる様子は、まるで寄席に「おいでおいで」と
呼びかけるようにも思えます。
この、揺れる、はためくという独特の表現が、看板やポスターとは
違った趣なのは言うまでもありません。
古来より、旗には自分の存在を主張するという意味もありました。
自分はここにいるぞ、という強い主張です。
のぼりはその縮小版ということも出来そうです。
ともすれば何事も流れていってしまう、街の中という日常空間で
人々の目にその主張は強く印象付けられるのです。
見えにくいのぼり旗を作らないために知っておきたい配色のNG
お店や商品を宣伝していく時には、オリジナルののぼり旗を作成して
宣伝していくと良いものですが、この時に注意しておきたいのが
デザインの配色です。
オリジナルののぼり旗を作成する時には、複数の色を組み合わせるのが
一般的ですが、配色を誤ると見づらくなってしまうのです。
見づらくなってしまったら、宣伝をするという目的を達成できなくなりますから、
十分注意しておきたいところです。
なお、実際にどういった配色だと内容が見えにくいのかというと、
赤と青の組み合わせというのは良くありません。
組み合わせてみると良くわかりますが、目に負担がかかって
長く見ていたくなくなってしまうものです。
これではまともに宣伝できませんから、避けておいた方が良い配色だと言えるでしょう。
赤や青が好きで、オリジナルののぼり旗を作成する時に採用したいと考えている人は、
他の色と組み合わせると良いものです。
赤は白や黄色と相性が良いですし、青も白と黄色との相性が良いです。
ちなみに、上手な色選びをするためには、配色に関する知識を増やすのがお勧めです。
面倒くさいと思う人もいるでしょうが、簡単にできる方法があります。
それが、のぼり旗の既製品をチェックするという方法です。
のぼり旗の既製品をチェックしてみると、インパクトのあるデザインののぼり旗を見ることができます。
どれも配色がうまく、見やすくてインパクトがあるデザインになっていますから、
オリジナルのデザインを考える時の参考になります。